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焼肉

焼肉とは? 焼肉の定番のお肉

“焼肉ってどんな食べ物?なぜそんなに人気があるの?”
“日本の焼肉のメニューを見ると、カルビ、ハラミが多いけど、そもそもカルビ、ハラミって何?”

焼肉は日本でとても有名で人気のある料理です。 子供からお年寄りまで、男性から女性まで、誰もが大好きな料理が焼肉です。

日本の焼肉とはどのような食べ物か、そして焼肉の定番のお肉について、詳しく見ていきましょう。

日本の焼肉について

日本語で、料理に火を通すことを「焼(やき)」と言い、動物などの食肉を「肉(にく)」と言います。焼肉とは、火を通したお肉という意味になります。

焼肉では、通常、牛肉・豚肉・鶏肉を使用します。
牛肉は主にオーストラリアまたはアメリカから輸入されています。 日本の国産牛の場合、メニューには「和牛」または「国産牛」と明記されています。

また、日本の焼肉店では、肉以外にも魚介や焼き野菜がメニューに記載されています。
焼き野菜には特別な味付けはされていないので、焼肉と交互に食べて口の中をリフレッシュさせます。

焼いたお肉は世界の多くの地域でとても人気のある料理ですが、日本の焼肉は様々な肉の種類を使用したり、優れた味付けのおかげで特に人気がある料理となっています。

焼肉の定番のお肉

焼肉と言えば、カルビや牛タンなどのメニューを見かけます。
実際、日本の焼肉では、牛・豚・鶏の30種類以上の部位を焼肉に使用します。
焼肉の一種であるホルモン焼きの専門店に行くと、さらに変わった部位を使用していますが、普通の焼肉店でも豊富なメニューをそろえています。

この章では、日本の焼肉店で一般的に提供されているお肉の種類の見分け方について紹介します。

カルビ:牛や豚のバラ肉

カルビは牛や豚のバラ肉です。
日本の焼肉と言えば、最も代表的なメニューがカルビです。

カルビは脂が多いのが特徴で、焼肉にとても適した部位です。
焼くと徐々に脂がとけ、適度に残った脂がジューシーで、美味しく食べられるからです。

日本の一部の焼肉店では、カルビの他に、上カルビや特上カルビといったメニューもあります。
簡単に言うと、カルビ、上カルビ、特上カルビの順に、お肉が柔らかくて美味しくなっていきます。
そのため、値段は特上カルビが最も高価になります。

カルビは脂が多いのが特徴なので、焼いて食べると絶品です。
日本で焼肉を食べに行くなら、カルビは外せません。

ハラミ:牛や豚の横隔膜

ハラミは、牛・豚の横隔膜(胸部と腹部の間の部分)の肉です。

ハラミは脂が程よくのって、とても柔らかいのが特徴です。
外見は赤身のように見えますが、日本ではハラミは内臓に分類されています。

ハラミにも、上ハラミと特上ハラミというメニューがあります。
したがって、味と値段はハラミより上ハラミの方が上になり、特上ハラミが最も高価で美味しいメニューということになります。

焼いたハラミは、カルビほど脂が多い訳ではなく、柔らかくてとても美味しいです。
女性に人気のある部位になります。

ロース:牛や豚の肩から腰にかけての赤身

ロースは、牛・豚の肩から腰にかけての赤身肉のことです。
ロースはカルビやハラミに比べて脂が少なく、柔らかくて旨味があります。

一部の焼肉店では、メニューに上ロースや特上ロースを見かける場合があります。これらはロースの上位メニューとなります。
その中では、特上ロースが最も柔らかくて高価、その下のランクが上ロース、さらにその下のランクがロースとなります。

焼肉が好きだけどカロリーが気になるという方は、ぜひロースを試してみてください。

ホルモン:牛・豚・鶏の内臓

ホルモンとは、牛・豚の小腸を指しますが、焼肉店では牛・豚・鶏の内臓全般を表す言葉として使われます。
焼肉店で人気のホルモンは、小腸、レバー、ハツ(心臓)、ミノ(胃)など様々なものがあります。 これらは脂が多く、焼くととても香ばしくて美味しく食べられます。

もともとは焼肉店のメニューの中では脇役という扱いでしたが、その濃厚な味わいがビールによく合うことから、今ではホルモン専門店が日本にはたくさんあります。

最初のうちは、なかなか注文することが少ないと思いますが、慣れてきたらぜひホルモン(小腸)を注文してみてください。
小腸にたっぷり付いた脂の味に「虜(とりこ)」になってしまうかもしれません。

牛タン:牛の舌

牛タンは、日本語で牛の舌を意味します。
日本の焼肉店では、高価なメニューに分類されます。

牛タンは弾力があって適度に歯ごたえがあり、噛むと甘い肉汁が出てきてとてもジューシーです。

牛タンが高価な理由は、牛タンを切り出して保存するプロセスに多くの時間と労力がかかるためです。
また、1頭の牛から取れる牛タンの量は非常に少なく、体重500kgの牛から、平均で約2kgしか取れません。

舌先(グレーの部分)、舌の中央(黄色の部分)、舌の根元(赤い部分)

牛の舌の中で、舌の中央部分と、舌の根元部分を焼肉として使用します。(上の写真の赤と黄色の部分)
舌の先の部分(上の写真のグレーの部分)は、牛がエサを食べるときによく使う部分のため、脂肪がほとんどなく非常に硬くなっています。 日本では、煮込み料理やシチューなどに舌先の部分を使うことが多いです。

焼肉店の牛タンは、通常、他のメニューのように下味が付いておらず、少量の塩がふりかけられていることが多いです。
牛タンの旨味を存分に味わうために、下味が付いた肉を食べる前に、牛タンを食べるのがオススメです。

焼肉の3種類の下味 

上質なお肉を使用するだけでなく、下味を付けることで焼肉はさらに美味しくなります。 焼肉店に行って注文する際には、下味を指定して注文する必要があります。

日本では、主に「たれ」「塩だれ」「味噌だれ」の3種類の下味が使われます。
同じ部位のお肉でも、下味を変えるだけで違った味を楽しむことができます。

たれ

「たれ」は、醤油に、にんにく、しょうが、砂糖を混ぜたものです。
通常、カルビやロースなどの部位に使用することが多く、甘辛い味付けとなります。
たれに漬け込んだ焼肉は濃厚な味付けとなり、下味の種類としては一番人気です。

塩だれ(しおだれ)

「塩だれ」は、塩、コショウ、ごま油(またはレモン汁)などを混ぜたものです。
「たれ」の味ほど濃厚ではありませんが、肉本来の味をしっかりと感じることができる味付けです。

焼肉は、「たれ」「塩だれ」で味付けしたものを交互に食べると、飽きずに新鮮に食べ続けることができます。

味噌だれ(みそだれ)

「味噌だれ」は、味噌に砂糖やみりんを加えたものです。
味噌とは大豆や麦などを発酵させて作る日本独特の調味料です。 特に味噌に含まれる大豆たんぱく質は、 お肉の生臭さを消すのにとても効果的です。

日本の焼肉店では、ホルモン(牛・豚・鶏の内臓)を味噌だれに漬け込むことが多いです。
味噌だれに漬け込んだホルモンは、生臭さが消えて味噌の味がしみ込んでいくので、甘くて濃い味付けを楽しむことができます。

辛い味噌の調味料もあり、好みで味を変えることができます。

日本で焼肉を食べるときに人気のつけだれ

焼肉をより美味しく食べるために、焼いたお肉をさまざまな調味料に付けて食べます。
ここでは、日本の焼肉店でよく見かける調味料を紹介します。

たれ

たれをたくさん付けて食べると、焼肉の味がより引き立ちます。
白いご飯と、たれに付けた焼肉は最高の相性です。

少量の塩を付けて食べると、肉本来の味を守りながら、さらに肉の味を際立たせることができます。

レモン

レモンは牛タン、豚タンを食べる時に一番人気の調味料です。
レモンは、タン独特のジューシーな味を感じるのに役立つだけでなく、食べる時にあっさりとした清涼感をもたらしてくれます。

ポン酢

ポン酢の甘酸っぱさが焼肉の味を引き立てます。
ポン酢は、通常、大根おろしを添えて提供されます。 焼いたお肉の上に大根おろしを乗せて、ポン酢に付けて食べます。

にんにくのすりおろし

にんにくの臭いが気にならない方は、にんにくのすりおろしをどうぞ!
たれに、にんにくのすりおろしを混ぜることで、さらに濃厚な味わいになります。

わさび

寿司や刺身だけでなく、日本人は焼肉にもわさびを添えて食べることがあります。
わさびはお肉の脂を中和するのに役立ち、ツンとした香りがより食欲をそそるのに役立ちます。

まとめ

これで日本の焼肉について、理解が深まったと思います。

  • カルビ:脂が多いバラ肉。
  • ハラミ:横隔膜。柔らかくて程よい脂。
  • ロース:赤身で脂が少ない。
  • ホルモン:内臓(小腸、肝臓、心臓、胃など)
  • 牛タン:牛の舌。適度な歯ごたえで噛むとジューシーで甘い脂。

お肉の部位ごとに特徴を理解することで、焼肉が楽しくなるだけでなく、自分にの好みにあったお肉を注文しやすくなります。
焼肉を楽しむなら、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。日本の焼肉は美味しい!

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